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2000-01-18 ArtNo.21577
◆<馬>GDP成長:昨年第4四半期7.3%、今年第1四半期7.6%
【クアラルンプル】昨年第4四半期の国内総生産(GDP)成長率は7.3%に達したものと見られ、今年第1四半期は7.6%の成長が見込める。
Mayban Securities Research(MSR)がこのほど発表した経済動向報告書は、製造業の目覚ましい復調に支えられ、マレーシアの昨年通年のGDP成長率が4.6%に達したと予測している。これは政府発表の4.3%を0.3%ポイント上回る。同社は今年の成長率に関しても、政府の見通しを僅かに上回る5.1%予想した。MSRは主要貿易相手国の米国と日本の経済が順調なら、一層高い成長が望めるとしている。
昨年上半期に1%のプラス成長を記録した小売り販売は、昨年第3四半期には6.8%の成長を遂げた。
乗用車販売は昨年9月に80.8%の成長を見た。マレーシア自動車販売業者協会(MMTA)は、今年の販売台数を昨年通年の28万台(予想)を上回る30万台と予想しているが、MSRのアナリストは今年の乗用車販売の伸び率を25%と予測した。昨年9月の商用車販売は74.7%の増加を見た。
昨年初10ヵ月(1-10月)の消費財輸入は13.3%アップ、1998年通年の6.1%の落ち込みから立ち直りを見た。10月には資本財輸入も23%の増加を見ている。
昨年通年の製造業投資承認額は、全般的な設備能力の過剰から1998年の実績を30%ほど下回ったものと見られる。しかし今年の投資レベルは拡大する見通しだ。製造業は昨年第4四半期には、第3四半期の19.5%を上回る19.9%の成長を見たものと予想され、今年第1四半期にも14.4%の成長が見込まれる。同部門では電子、消費用電子、プラスチック製品、食品が成長の原動力になっている。
建設業は、最良のケースでも今年は1.4%の成長が見込めるに過ぎない。昨年第3四半期に6四半期連続のマイナス成長から抜け出し、0.9%のプラス成長を回復した同部門は、昨年第4四半期には1%の成長を見たものと予想され、今年第1四半期には2%の成長が見込まれる。
農業部門は昨年第4四半期に6.3%、今年第1四半期には6.5%の成長が見込まれる。農業部門の牽引役は油椰子生産で、パーム原油の生産量は昨年の830万トンから今年は990万トンに19.3%の成長が見込める。
鉱業部門は今年第1四半期には1.7%の落ち込みが見込まれるものの、石油国際価格の上昇に支えられ、今年は通年では2.4%のプラス成長を回復できる見通しだ。
GDPに40%以上貢献するサービス部門は今年第1四半期に4.6%、通年では3.8%の成長が見込めると言う。(MBT:1/15)
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