【クアラルンプル】マレーシアに居を据えたイラク生まれのビジネスマンFaek Ahmad Shareef氏は、これ以前には冬眠会社だったMastek Sdn Bhdを国際石油商社に仕立て上げる計画だ。
Mastekは国連のイラクに対する石油食料交換プログラムの下、イラク政府から原油の割り当てを受ける権利を獲得した。Faek氏によると最初の割り当ては250万バレルと予想され、同社は割り当て分の拡大を目指している。しかしイラク原油はMastekのソースの一部に過ぎず、同社は他の湾岸諸国からも原油を調達し、マレーシア国内や湾岸諸国に供給している。同社にとって幸運なことは、イラク原油の割り当て権を獲得しただけでなく、極めてアグレッシブな地元パートナーに恵まれたこと。何故なら国際原油価格の動きをモニターし、迅速に大口の買い手を見い出さないなら、僅かなマージンは価格変動で吹き飛んでしまうためと言う。(NST:1/24)