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2000-01-31 ArtNo.21711
◆<星>クリエイティブ、第2四半期に27%減益
【シンガポール】地場サウンド・カード・メーカー、クリエイティブ・テクノロジーの1999年12月期第2四半期の純益は前年同期を27%下回ったものの、アナリストらの予想を上回る4450万米ドルを記録した。
営業額は前年同期を2%上回る過去最高の4億3680万米ドルに達し、1株益は64米セントから52米セントに下降したものの、グロス・マージンは29.7%と、0.5%ポイントの下降にとどまった。
同期の売上に占めるサウンド・カードの貢献は1年前の40%から39%に下降した。グラフィック・カードのシェアも19%と、6%ポイント・ダウンしたが、スピーカーは前年同期の7%から10%にアップした。欧州市場の総売上に占めるシェアは50%から45%に縮小、米国市場のシェアは横這いの38%、アジアのシェアは経済危機からの復調を反映、5%ポイント・アップ、17%をマークした。
この日、クリエイティブの株価は、3%以上値下がりしたが、アナリストはこうした株価の変動は、クリック・アンド・モルタル企業を標榜するクリエィティブの努力に関わらず、投資家が依然として同社を製造企業と見なしていることを示しているとコメントした。
CSファースト・ボストンのアナリストは、クリエイティブは伝統的単品製造業者からインターネット、Eコマース、ベンチャー・キャピタルへと事業の多角化を図っており、こうした努力は積極的に評価できると語った。
シム・ウォンフー会長によると、ベンチャー・ファンドはインターネット、広帯域、パーソナル・デジタル・エンターテーメント関連会社により多く投資され、出資対象企業は20社、出資額は7000万米ドル以上に拡大したが、これはほんのスタートに過ぎない。既にこれらの投資は同社に1億5400万米ドルのキャピタル・ゲインをもたらしている。第3四半期には新たに10社に3000万米ドルを投資する方針だが、Creative TechnologyからCreative.comへの変身を目指す同社は、インターネット及び広帯域領域により一層の投資を行う計画と言う。
2000年3月期第2四半期営業額は、ハイエンド・グラフィック・カード用部品の供給不足から横這いの2億8000万~3億米ドルが見込まれる。ネット・マージンを10%とすれば、利益は2800万~3000万米ドルになる見通しだ。一方、P3プレーヤー新製品Nomad II Jukebox(店頭価格約US$500)は今年4月の発売後1年間に1億米ドルの売上をもたらす見通しで、40%のマージンが見込めると言う。 (ST,BT,LZ:1/29)
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