SEAnews 2000-01-31 ArtNo.21712

【クアラルンプル】半導体製造のAIC Corp Bhdは、新たに3件の契約を獲得、これにより2000年12月期のグループ営業額は55％ジャンプする見通しだ。
ＡＩＣのMohamad Ariff Puteh社長が28日の特別総会後語ったところによると、既に獲得した3件の契約は日本、台湾企業等からのもので、近く調印予定の米国企業との別の1件の契約は、同社に既存プラントの拡張を強いることになる。ＡＩＣの1999年12月期売上は前年の1億7720万Ｍドルから2億8640万Ｍドルに、税引き前利益は3220万Ｍドルから5610万Ｍドルに、それぞれジャンプした。
米国拠点のAtmel Corporationとの既存契約と、3件の新規契約だけで、同社の将来の純益の80～85％を占める見通しだ。昨年自動車部門を切り捨て、半導体ビジネスに照準を合わせた同社は集積回路(IC)や電子部品の設計／製造／流通を手掛けている。
テクノロジー株あるいは特殊電子銘柄としての特色が外国投資家の関心を呼び、外資の持ち分も12％から20％にアップしたが、クアラルンプル証取(KLSE)二部上場企業と言うステータスが外国投資家の関心を呼ぶ妨げになっていることから、一部への格上げを申請した。5月か6月には、同申請が認められる見通しだ。目下同社の株価は16.1Ｍドル前後で取引されているが、他のテクノロジー銘柄に比べ依然として割安と言う。(NST,STAR:1/29)