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2000-03-08 ArtNo.21785
◆年初9ヶ月のセメント輸出大幅に減少
【カルカッタ】インフラ問題や近隣諸国の新設備が稼働したことから年初9ヶ月(1999/4-12)のインドのセメント輸出は大幅な減少を見た。
化学品/関連製品輸出振興委員会(Capexil)筋によると、同期間のセメント輸出額は前年同期の195.17クローから154.50クローに、クリンカー輸出額は82.45クローから40.60クローにそれぞれダウン、両者の合計輸出額は282.32クローから206クローに27%下降した。ちなみにインドの主要なセメント輸出先にはバングラデッシュ、スリランカ、ネパールが挙げられ、1999/2000年度の輸出目標は500クロー。
インディアン・エクスプレスが6日報じたところによれば、バングラデッシュでは今後更に新設備の稼働が予定されている上、低価格のインドネシア製品が流入しており、インドの輸出見通しを一層曇らせている。加えてバングラデッシュは最近セメントの輸入関税を15%から30%に、クリンカーのそれを7.5%から15%に、それぞれ2倍に引き上げた。またバングラデッシュ政府は公共入札に際しては地元製品に10%の価格優待を認めており、譬え輸入品より10%割高でも国産セメントを用いている。
インドのバングラデッシュへのセメント輸出は鉄道に依存しているが、貨車不足がネックになっており、しかもセメントの運賃は米に比べ63%も割高。このため業界は鉄道局に輸送能力の拡大と運賃値下げを陳情している。海上輸送に関しても国内港湾の荷役能力は1日僅か1000トンで、国際水準の8000~1万トンを大幅に下回っている。
また国際貿易においては通常、C&FやFOB方式が採用されているが、これらは元来海上輸送を想定しており、鉄道輸送には必ずしも向かない。最近パリの国際商業会議所(ICC)はDAF(delivered at frontier)と言うタームを紹介しており、セメント業界はインド政府にDAF方式の早期採用を求めていると言う。
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