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2000-03-15 ArtNo.21862
◆商業省、日本/米国製アニリンに反ダンピング税提案
【ニューデリー】商業省当局は日本と米国から輸入されたアニリンは、これら両国における通常の価格を下回る価格でインドに輸出され、これがためにインド国内産業が実質的被害を被ったとし、両国から輸入されるアニリンに暫定反ダンピング税を課すよう提案した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが14日報じたところによると、住友化学により輸出されたアニリンにはキロ当たり3.43ルピー、三井物産及びその他の日本企業により輸出されたものにはキロ当たり6.25ルピー、E.I. DuPont de Nemours & Coを初めとする米国企業により輸出されたものにはトン当たり7.88ルピーの反ダンピング税を課すことが提案されている。
アニリンはゴム化学品(硬化剤/促進剤/アンチ・オキシダント)、染料、薬剤の中間材として知られる。ダンピングの訴えは、Hindustan Organic Chemicals Ltd(HOCL)、Narmada Chematur Petrochemicals Ltd(NCPL)、Anirox Pigments Ltdにより提出されたもので、インドでアニリンを生産しているのは、これら3社のみである。したがってこれら3社が国内生産全体の100%を占めている。
商業省当局はインドの国内需要は限られていることから、譬え僅かな量のダンピングにしても、国内産業は深刻な影響を受けるとしている。
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