SEAnews 2000-03-17 ArtNo.21877

【カルカッタ】工業用バッテリー製造のStar Battery Ltd(SBL)は、900クローの国内工業用バッテリー市場のシェア拡大を目指し、カルカッタ近郊Dankuniに40クローを投じて新工場を建設した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとエコノミック・タイムズが15日と16日、ＳＢＬのS. K. Kejriwal会長の発言を引用して報じたところによれば、ＳＢＬは従来型バッテリーとVRLA(Valve Regulated Lead Acid)バッテリーを共に製造する2社中の1社で、もう1社はExide。
新工場のライセンスに規定された年産能力は19万7000ユニット。目下依然として試運転中だが、既に電気通信局(DOT)、ナショナル・サーマル・パワー・コーポレーション(NTPC)、州電力局(SEB)から注文を得ており、2、3ヶ月中に商業生産を開始できる見通しだ。
建設コストは内部資金(10ｸﾛｰ)と金融機関からの借り入れ(30ｸﾛｰ)で賄われた。同社はまたWest Bengal Industrial Development Corporationに補助と出資を要請している。
より複雑なモデムを用いた通信機器需要がＤＯＴ方面を中心に高まり、テレコム部門も急成長していることからＶＲＬＡバッテリーの見通しは明るい。ＳＢＬは新製品をStar Plusの名で商標登録する方針だ。
来年度の売上は30クローが見込まれ、向こう3年間には年商60クローの実現を目指す。製品の15－20％は西アジア、南アジア地域協力連合(SAARC)、アフリカ諸国に輸出される。