SEAnews 2000-03-23 ArtNo.21941

【バンガロール】リライアンス・インダストリーズLtd(RIL)はカルナタカ州におけるアグロ・ビジネスに500クロー以上を投じる計画で、民間法人が経営するものとしては恐らく国内最大の農園が誕生する見通しだ。ＲＩＬはカルナタカ州においてやはり500クローを投じた広帯域インターネット幹線網の構築も手掛けている。
エコノミック・タイムズが22日報じたところによれば、ＲＩＬは少なくとも5万エーカーの不毛の地を確保するよう州当局に求めている。州政府筋によると、ＲＩＬはある種の穀物や園芸作物の栽培と加工を計画しており、灌漑施設等の建設も含め、少なくとも500クローの投資が必要と見られる。ＲＩＬは、農家との契約を通じ別に20万エーカーの土地の経営も計画、州政府にこの種の土地を確保する可能性も打診している。ＲＩＬは州内の大規模乃至中規模農家に先進機械設備や資金を提供、規模の経済効果を実現する計画とされる。カルナタカ州政府はこの種の野心的計画の潜在性や波及効果に注目、協力を惜しまぬ姿勢と言う。
ＲＩＬはマドヤプラデシュ州政府には5000エーカー、グジャラート州政府には1万エーカーの土地確保を求めており、これらの州でも同様のプロジェクトを準備しているようだ。