SEAnews 2000-04-11 ArtNo.22138

【ムンバイ】オリックスと地元企業インフラストラクチャー・リーシング＆ファイナンシャル・サービシズ(IL&FS)の50：50の合弁会社Orix Financeは、RPG-Itochu Financeのリーシング・ビジネスを買収した。
エコノミック・タイムズが8日、オリックス・ファイナンスのRichard Miranda重役(CEO)の談として伝えたところによると、インドにおけるプロフェッショナ・サービス・プロバイダーの草分けと自負する同社は、買収したリーシング部門に新たなビジネスと人員を加え、プロフェッショナル・コンストラクション・プール・ビジネスに乗り出す。
現在同部門の市価は30～40クローと見積もられるが、同社の買収コストは同評価額を下回っている。
益々多くの企業が、専門サービスのリースは、独自の部門を設けるより安上がりであることを認識し始めている。こうしたアウトソーシングは米国、英国、日本等の先進国では既に支配的な潮流になっている。
インドのインフラストラクチャー部門のビジネス機会が拡大する中で、オリックス・ファイナンスは関係機材の公式サプライヤーの役割を担う。少なからぬ請負業者がこの種の機材の所有を回避し、賃借するようになっており、オリックス・ファイナンスは今回のリース部門買収により、こうした潜在市場を開拓する有利な地歩を固めたと言う。