【ニューデリー】ソフトウェア・ブームはハイテク・エンジニアの需要を急増させているが、情報技術(IT)インフラ産業領域には業界のニーズと教育／訓練機関のカリキュラムのミスマッチから供給過剰現象も生じている。
インディアン・エクスプレス／エコノミック・タイムズが17日報じたところによれば、マーケッティング・アンド・デベロプメント・リサーチ・アソーシエーション(MDRA)の調査報告は、「純粋なテレコミュニケーション・エリアに関しては高専卒クラスの人材が不足、修士や博士コースを目指すものも少ないのに反して、放送、ＩＴ機器製造(ｺﾝﾋﾟｭｰﾀ･ﾊｰﾄﾞｳｪｱ)、教育領域には過剰供給が顕在化している」と指摘している。
全インド技術教育委員会(All India Council of Technical Education)の最近の報告書も、工学教育は危機に瀕していると警鐘している。それによると有資格の教師が不足している上、著名な教育研究機関においても学生不足から活動が不活発になっていると言う。