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2000-04-25 ArtNo.22275
◆日本の印パ等距離外交に失望:ザ・ヒンドゥー
【ニューデリー】日本がインド亜大陸の新たな戦略的現実を直視せず、依然として従来の姿勢を維持していることに、インドは失望せざるを得ない。
ザ・ヒンドゥーは、深谷隆司通産相が来月初め、ポカランⅡ核実験後日本の閣僚としては初めてインドを訪れる機会を捉え22日の第1面に「インド、日本の姿勢に失望」との見出しを掲げ、印パ両国に等距離姿勢を維持する日本に遺憾の意を表明した。
それによると、ニューデリーとイスラマバードに対して等距離を維持しようと言う東京の頑なな姿勢は、クリントン大統領のインド訪問期間に示された米国のアプローチとは際立った対照をなしている。
当地の事情通によれば、多くの西側諸国は米国に倣ってその姿勢に調整を加えているが、日本は従来の外交政策に依然として引きずられている。取り分け懸念されるのは、クリントン大統領のインド訪問に対する日本の評価である。クリントン大統領訪問後のインドと米国の関係に関しては日本サイドから2つの見解が表明されている。
その1つは核問題を巡るクリントン大統領のインドに対する姿勢は穏和すぎると言うものであり、もう1つは、インドとパキスタンに対して等距離を保つことを放棄した米国に対する反発である。
米国や多くの西欧諸国は1998年5月に核実験を行ったインドの行動を寛恕せぬものの、現実的立場から新たな基盤の上にインド亜大陸との関係を再構築せざるを得ないことを認めている。
しかし日本は核問題を巡りインドに対して現実的なアプローチを取りかねている。ニューデリーは日本のこうした硬直した姿勢の背後の事情を理解するものの、インドとパキスタンの双方に等距離を維持しようとする日本の姿勢を受け入れることはできない。
ポカランⅡ直後日本はインド/パキスタン協議の仲介役とともにカシミール問題への国際的干渉のリード役を務めようとした。Kargil国境紛争の最中の日本の最初の反応は、パキスタン側の国境侵犯の事実に対する疑問表明だった。日本は今またインド/パキスタン協議の仲介を務めようとしているが、同じパターンを踏襲しようとしている。
昨年11月のJaswant Singh外相の日本訪問後、インドと日本の関係はより幅広い基盤を得た。また今年1月にはGeorge Fernandes国防相が訪日、両国国防部門の接触拡大のイニシアチブをとった。来月は深谷隆司通産相が、ポカランⅡ後日本閣僚として初めてインドを訪れる。このようにインドと日本の関係は明らかに修復過程にあるが、アナリストらは、カシミール問題やパキスタンとの関係に対するインドのデリケートな感受性に対する日本の不十分な配慮が引き続き二国間関係の障害になると見ている。
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