【ムンバイ】インテル・コープはAshok Leyland(ALL)のS.P.Hinduja会長が所有するIndusInd Media & Communicationsの20％のシェアを買収した。
インディアン・エクスプレスが25日報じたところによれば、インテルの参画はインド最大規模のケーブル・ネットワークにグローバルな視野と先端技術をもたらすものと予想される。Hinduja一族はテレコム、情報技術(IT)ベンチャーのパートナーも物色しており、同社筋は「それぞれの企業にマッチしたオペレーティング・パートナーを求めている」と語った。例えばＩＴビジネスの新会社IndusInd Information Technologyは、目下進めている潜在パートナーとの協議が間もなく妥結する見通しだ。パートナーには20％のシェアが提供され、同パートナーは持分を引き上げることもできる。IndusInd Information TechnologyはＥコマース、Ｅバンキング、Ｅブローキング、シェアドＡＴＭシステムのプラットフォームの役割を果たす。
またテレコム・ベンチャーのFascelに関しては、外国パートナーを交換し、新通信サークルへの進出を図る。Fascelは目下、Orange、BPL、Escotelと提携交渉を進めている。新通信サークルへの進出は、今後結ばれるパートナーとの提携関係に依存している。.消息筋によればHindujasはタイのシナワトラからFascelの33％の権益買収を図っている。消息筋は「Fascelの戦略は、海外のパートナーの持分を買い取り、新パートナーとの取引をまとめ、さらに海外企業の買収を図ること」と語った。
Hindujaはメディア、テレコム、ＩＴベンチャーを1つの傘の下に再編する計画で、Hinduja Financeが、IndusInd Media & Communications、CVO(ﾋﾝﾃﾞｨｰ･ﾑｰﾋﾞｰ･ﾁｬﾝﾈﾙを手掛けるｹｰﾌﾞﾙ会社)、IN2Cable.com (ﾑﾝﾊﾞｲ/ﾊﾞﾝｶﾞﾛｰﾙを拠点にｹｰﾌﾞﾙを通じたｲﾝﾀｰﾈｯﾄ･ｻｰﾋﾞｽを提供、目下他の7都市への事業拡張を準備している)、Fascelの支配権益買収手続きを進めている。
ＡＢＮアムロが企業権益買収のアレンジを担当、私募を計画する適当なハードウェア企業やコンテント・プロバイダーを物色しており、インテルとの関係も、ＡＢＮアムロの仲介によるものと言う。