【ニューデリー】Intel Corpのベンチャー・キャピタル子会社Intel Capitalは、インドにおける投資を昨年の1000万米ドルから1億米ドル以上に拡大する。
インテルとインド産業連盟(CII)が先週木曜共催した会議の席上、“インド：グローバルＥビジネス戦略”と題して講演したインテルのCraig Barrett社長兼ＣＥＯは以上の消息を明かにした。エコノミック・タイムズ／インディアン・エクスプレス／ヒンドゥー・ビジネス・ライン／ザ・ヒンドゥーが26日伝えたところによれば、インテル・キャピタルは700万米ドル前後の小規模な投資対象を物色しており、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、アプリケーション領域のエキサイティングな新インターネット技術をもたらすスタートアップ企業30社余りへの投資を優先する。インテル・キャピタルは過去18ヶ月間にRediffやCyber India Online等、インドのスタートアップ企業15社に投資を行った。
インドにおける事業は年率約50％の成長が見込め、欧州に勝る成長市場である。目下インテルの世界売上の30％がアジアからのもので占められている。
ベンチャー・キャピタル事業以外でも同社はバンガロール・デベロプメント・センターの拡張を計画、ソフトウェア専門家の数を現在の50人から向こう3年間に500人以上に増員する。
またインテルの教育プログラムには、今後3年間にインドだけで教師約10万人が参加、世界的には40万人の教師が同期間に訓練される。インテルは教育研究訓練全国委員会(NCERT:National Council of Educational Research & Training)及び教育局(DOE:Department of Education)の支援下にデザイン技術に関わるクラス・ルーム・カリキュラムの開発に当たっている。