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2000-05-31 ArtNo.22632
◆文化オリエント、インド事業拡張に本腰
【ニューデリー】教育用ソフトウェア開発を中核とする文化オリエント株式会社(BOC:本社仙台市)は、ナリッジ・マネージメント(KM)/顧客関係マネージメント(CRM)ソルーションをインド市場に売り込むとともに、インドにおけるスタッフの増員/事業の拡張を計画している。
Bunka Orient India Pvt Ltd (BOI)のS.P. Chittora重役(CEO)によれば、BOIはこれまで開発/研究センターとして機能してきたが、インド市場にKMツールを紹介するため、オーストラリアの80/20 Software Pty Ltd及び米国のICOM Xpressと提携した。
これらのツールとは80/20 Softwareの“Document Management Extension”及びICOM Xpressの“Workflow Systems”で、主に大規模な法人を対象にしたもの。この種の大組織では少なからぬナリッジが、往々にして散在し、埋もれたままになっている。KMツールは組織がこうしたナリッジを消化し、有効に活用するのを支援する。システムの導入コストは、組織の規模によるが、平均45万ルピー(US$1万)。BOIは同ビジネスの初年度の売上を3クロー(US$68万)と見込んでいる。
BOIはまた地元HCL Infosystemsと提携し、カナダ企業Pivotal Corporationのe-CRMソルーション市場の開拓を図っている。
BOCは中国上海にShanghai Orient Technologiesを創設後、1997年にインドにBOIを設立、最近は米国にBunka Orient Corporation, USAも設置した。米国子会社はその事業の80%をBOIを通じて、アウトソーシングする見通しだ。目下BOIはスタッフ75人を擁する。
BOCはインドにおける事業を段階的に拡張する計画で、第1期プロジェクトが完了する2002年3月にはインドのスタッフは300人に拡大され、約10クローが投じられる。既にNoidaに8000平米の土地を確保しており、独自のビルが建設される。第2期プロジェクトで同施設はさらに拡張され、400~500人のスタッフが勤務することになると言う。
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