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2000-06-07 ArtNo.22701
◆エアコン市場に成長回復の兆し
【ムンバイ】インドの年商1200クロー(US$2.73億)のエアコン市場は暫く低迷していたが、成長回復の兆しが生じている。住宅用エアコン需要は拡大基調を見せており、過去18ヶ月来、外国多国籍企業の市場進出も活発化している。予想される熾烈な値下げ競争は、エアコンの市場規模を拡大、より多くの国民がエアコンを利用できるようになる見通しだ。
ザ・ヒンドゥーが5日伝えたところによれば、インドにおけるエアコンの普及率は2%を下回っており、インドの市場規模は、類似した人口構造を有する中国の10分の1に過ぎない。
最近の市場の成長は多国籍企業、取り分けアジア系エアコン会社の進出に牽引された感がある。Samsungは1998年5月にインドに進出、これまでに2%のシェアを獲得、LGは1998年1月からインドでの生産を開始、目下の市場シェアは5%。
ウィンドウズ/スプリト・セグメントの市場規模は約1000クローで、各セグメント中最大。昨年15%の成長を見た同部門は、今年は20%の成長が見込まれている。需要の60%は主要8都市に集中している。ウィンドウズ・エアコン市場の主要プレーヤーはCarrier Aircon、Voltas、Amtrex Appliances、Blue Staで、この他にLG Electronics、Videocon、Godrej-GE、Samsung、National、Shriram、Hitachi等が名を連ねている。ミニ・スプリット市場はCarrier、Voltas、Amtrex、LGが大部分のシェアを握っている。
ルーム・エアコン市場は法人需要が全体の80%を占めるが、同セグメントの住宅市場は20%の高成長を遂げている。
セントラル・エアコンは2番目に大きな市場で年間市場規模は400クローと見積もられる。主要プレーシャーはVoltas、Blue Star、Carrier Aircon、Thermax、Trane。Carrierのシェアは目下12%に過ぎないが、同社の世界市場シェア並みの40%を目指している。
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