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2000-06-07 ArtNo.22706
◆与野党、身辺問題巡りシンハ蔵相に集中砲火
【ニューデリー】ヤシュワント・シンハ蔵相は日曜午前、訪米日程を終え帰国したが、蔵相を迎えたのは歓呼の声ではなく、敵意に満ちた批判とマスコミの追及だった。
エコノミック・タイムズが5日伝えたところによれば、蔵相が米国でロードショーを催していた時、ニューデリーは激震に襲われ、震源はシンハ蔵相その人だった。既に蔵相の訪米に先だって、巷間には、蔵相がモーリシャスを通じて資金を運用する外国機関投資家(FII)、有り体に言えばファンド・マネージャーを務める義理娘、Punita Sinha女史のために訪米するとの噂が飛び交った。
所得税局がモーリシャス経由で資金を運用する一部のFIIを脱税容疑検挙したことが、事件の発端だが、それ以前に中小企業の代弁者をもって任じる与党インド人民党(BJP)のKirit Somaiya議員が、関係問題を国会で追究しいた。その当時は与党内のコップの中の嵐と見なされ、マスコミも大きくとり上げなかったが、所得税局のFII検挙で風向きは一変した。Somaiya議員が国会において、FIIに対する特別待遇を改めて追及すると、大蔵省は攻撃の矛先を交わすためか、Ericsson、Honda Motors Ltd、Hitachi India、National Panasonic、LG Electronics、Samsung Electronics、Lufthansa Airlines、Sony等、納税義務を怠った多国籍企業のリストを公開するとともに、シンハ蔵相の財政政策の恩恵を受けぬ一部のものが、陰謀を巡らしていると非難した。それによるとこうしたグループに荷担するムンバイ拠点の某企業は200クローの納税義務を果たしていないと言う。
こうした中で、今年3月、India Fundの運用を手掛けるOppenheimer Groupが年次報告書を発表したが、同報告書には、同社が雇用するPunita Kumar Sinhaと称するファンド・マネージャーの名が記されていた。同ファンド・マネージャーが他のファンド・マネージャーと異なる点は、Drexel UniversityのMBAやWhartonの金融博士号を有することの他、大蔵大臣の義理娘だったこと。同情報を偶然インターネットを通じてダウンロードしたSomaiya議員は、直ちにこれを回覧した。
これを受けてシンハ蔵相をスワデシ政策の裏切り者と見なすBJP内の反シンハ勢力は、最近の内閣改造前夜一堂に会し、金融機密を義理娘に漏らし、インサイダー取引に関与した廉で蔵相を追い落とす密議を巡らしたとされる。席上米国証券委員会がPunita Kumar女史を検挙するとの説も伝えられた。シンハ蔵相は内閣改造後もそのポストを維持したが、先週は、再度バジパイ首相がシハ蔵相のモーリシャス行にストップをかけ、蔵相を解任するとの噂が流れた。しかしManaliで休暇中のバジパイ首相は、こうした噂を否定した。
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