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2000-06-16 ArtNo.22808
◆P&O、カンドラ港再開発巡り労組との話し合い呼びかけ
【ニューデリー】グジャラート州Kandla Portにコンテナ・ターミナルを開発する仮契約を結んだP&O Portsは、300クロー(US$6706万)プロジェクトの正式調印にこぎつけるための妥協策として、Dock Labour Board (DLB)労働者5人の雇用を認める方針だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが14日報じたところによると、P&Oポーツはカンドラ港湾局(KPA)に対して労組代表との会談をアレンジするよう要請した。
P&O Ports South Asia and Middle EastのJimmy Sarbh取締役によると、提案されているDLBと港湾労働者の合併が実現されるまでの間に、同社としてはDLBの労働者5人を雇用する用意がある。しかしカンドラ港の労働者全てを雇用することを認めることはできない。そんなことをすれば、生産性を犠牲にすることになる。入札条件に規定されたクレーン1台あたり1時間20ムーブを確保するには、独自の労働者の使用が認められねばならないと言う。
これに対して労組側は、DLBが1948年港湾労働者(雇用規則)法の諸規定を満たすなら、民間オペレーターは独自の労働者を用いることはできないと主張している。
P&Oポーツは入札審査の過程で、独自の労働者を使用することを書面で提案しが、仮契約が調印された後、KPAは一部の港湾労働者を雇用するよう求めたと言う。この点に関してKPA筋は、港湾及びドック労働者が存在する以上、民間オペレーターが独自の労働者を使用することはできないと語った。。
DLBと港湾労働者の合併はまだ実現していないが、カンドラ港当局はDLB労働者の内220人の雇用を認めたとされる。
仮契約調印後18ヶ月を経た今になっても正式契約が結ばれないことを焦慮し、遅延に伴うコスト超過も懸念するP&Oポーツは、Rajnath Singh運輸相に介入を要請、解決策を見出すよう求めている。
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