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1995-07-07　ArtNo.2286

【ハノイ】ベトナム鉄鋼産業は再編とプラントの増設を通じて急成長を遂げようとしている。
ベトナム・スチール・コープ(VSC)幹部によれば、新たに4つの合弁工場が稼働することにより、国内鉄鋼生産は現在の50万トンから130万トンに増加、国内需要が満たせるようになる。新工場は年率20％の成長を遂げる国内需要に応じるとともに、年間60万トンの輸入品を代替することを目指している。
しかし、ベトナム鉄鋼産業は、高い輸送コスト、低い生産性と言う慢性疾患に蝕まれ、また30％の輸入税に関わらず依然低廉な東欧製輸入品との競争に直面している。例えば60年代に中国の援助で建設され、その後東独の支援下に拡張工事を施されたタイ・グエン製鉄所は年産10万トンの製造能力を有するが、輸入品との競争で稼働率は50％にとどまり、1万3000トンの在庫を抱えていると言う。(BT:7/6)

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