SEAnews 2000-06-22 ArtNo.22872

【ニューデリー】ペトロネットＬＮＧ LtdがカタールのRasgasから購入する年間750万トンの液化天然ガス(LNG)の輸送を引き受けるコンソーシアムは、パートナーを務める地元海運会社に25年間の契約期間を通じて最低26％の持分を分与せねばならない。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが20日オフィシャル・ソースからの情報として伝えたところによれば、外国海運会社は当初最大74％のシェアを占められるが、地元海運会社は技術移転が完了した時点で、そのシェアを51％まで引き上げることができ、その際輸送船は外国登録からインド登録に転換される。技術移転の最低期限は5年。輸送船の乗組員は5年内にインド人乗組員に転換される。輸送船は目下政府により作成されているＬＮＧ輸送船の税制待遇に関する政策が完成後、1年以内にインドにおける登録に転換されねばならない。地元海運会社の持分拡大と技術移転及び輸送船のインド籍への登録転換は密接にリンクすることになる。
当該コンソーシアムのパートナーを務めるインド海運会社は最低50クロー(US$1117万)の自己資本を有するインド国内証取上場企業でなくてはならず、また少なくとも5年間ＬＰＧ輸送船／炭化水素製品タンカー／一般貨物船を所有もしくは運営した経験を有せねばならない。しかし船舶のサイズは特に規定されていない。
以上のガイドラインは資格審査を通過した外国入札者に6月15日付けで送付されたもので、ペトロネットＬＮＧは7月16日までに以上の入札条件に対するコメントを求めている。これらのコメントは7月17日の説明会の席で討議される見通しと言う。