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2000-07-10 ArtNo.23042
◆仏EDF、Bhadravati電力プロジェクトから撤収
【ニューデリー】フランスの電力大手Electric de France (EDF)は、マハラシュトラ州チャンドラプール地区Bhadravatiにおける総コスト14億米ドル、1082MW(メガワット)の石炭発電プロジェクトからの撤収を決めた。
インディアン・エクスプレスが7日伝えたところによれば、同プロジェクトには、プロモーターを務めるIspatグループが50%、EPC(エンジニアリング/資材調達/建設)契約請負業者Alstom Powerが31.8%、発電所の経営/保守を引き受けたEDFが15.2%、それぞれ出資するはずだった。
EDFのBo Kallstrand社長(国際部)はイスパット・グループのPK Mittal氏に宛てた書簡の中で、「プロジェクト・スポンサー・マネージング委員会が作成した10年間の投資回収率に関わる見直し案はプロジェクトの採算性を失わせるもので受け入れ難い。フランス本社はこのため先週の会議で過去7年間にわたり共同プロモーターを務めたきたプロジェクトから撤退する方針を決めた」と通知した。
EDFはプロジェクトへの出資率を26%に引き上げることに関心を表明した時期もあったが、度を過ごした計画の遅延から撤退を決めたようだ。
Bhadravatiプロジェクトは早期完成を目指す優先プロジェクトにも関わらず、7年を経た今になってもエスクロー口座(第3者寄託金口座)を通じた支払い保証に関して明確な方針が打ち出されておらず、燃料供給契約も結ばれていない。
今回のEDFの方針は、多国籍企業のインド電力市場からの撤収の潮流を裏付ける新たなケースと言えそうだ。昨年12月に米国の電力会社CogentrixがMangalore発電事業からの撤退を宣言したが、その後National PowerとPowergenも相次いで同様の方針を決めている。
EDFのインド・オフィスは、インディアン・エクスプレスの問い合わせに対してBhadravatiプロジェクトからの撤退を確認する一方、送電プロジェクト等、インドにおける他のプロジェクトに影響はないと語ったと言う。
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