SEAnews 2000-07-13 ArtNo.23093

【バンガロール】積極的に事業の多角化を図る地元製薬会社MAX Indiaは、同社が掌握を目指す3つのキー領域の1つ、情報技術(IT)対応サービスに進出する狙いからHealthScribe India (HSI)の71.4％のシェアを8.5クロー(US$190万)で買収した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルドが11日報じたところによれば、年商25クロー(US$559万)の医療処方箋会社HealthScribe Indiaは5年内に600クロー(US$1.34億)の売上達成を目指している。
Max IndiaのVivek Jetley重役(CEO)によると、今回の買収価格は70％のプレミアム付き。合弁会社になった後のＨＳＩは、米国の親会社HealthScribe Incと引き続き緊密な連携を保つ。
ＨＳＩ幹部によると、親会社は、新資金をもたらすインド市場に通じたパートナーを物色してきた。今回のMAXとの提携により、同社は技術開発とフロント・エンド・オペレーションに集中できる。ＨＳＩはインドにおける業務を2倍に拡大、従業員数も1000人に増員する計画で、米国本社はＭＡＸに対し、2004年までに10億ラインの処方箋提供を約束している。
ＭＡＸのJetley氏によると、同社はＩＴ対応ビジネスを手掛ける他の合弁事業も検討している。ＩＴ関連ではＭＡＸはこれ以前にMindCrossing Incの15％のシェアを400万米ドルで買収した。Max MindCrossingは他の領域のビジネスのソフトウェア開発やウェブ・ビジネスを手掛け、Ｂ2Ｂポータルの開設も計画している。ＭＡＸはまたAltaCastの21.9％のシェアを700万米ドルで買収した。この他、ＭＡＸは合弁方式により金融サービス及び保険市場への進出を図っている。