SEAnews 2000-07-19 ArtNo.23152

【ニューデリー】カラー・ブラウン管(CPT:Colour picture tube)メーカーは、7月1日から実施するはずだった10％の値上げを見送った。
デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズが17日、伝えたところによれば、ＣＰＴ業界筋はまだ新価格で販売したブラウン管は1台も存在しないと述べ、ＣＰＴが値上げされたため、やむなくテレビの価格を上方修正したとの一部のテレビジョン・メーカーの主張を斥けた。それによると、大量の滞貨が生じているため、ＣＰＴ業界は値上げを見送ったと言う。
業界筋によると、目下のＣＰＴ需要は月間約30万ユニットだが、生産量は33％増しの40万ユニットに達している。
国内ＣＰＴの大部分を供給しているSamtel、JCT Electronics、LG Hotlineは6月、原料ガラスの国際価格の上昇やその他のコスト上昇に伴う累積赤字の解消を目指し、7月1日から20インチと21インチのＣＰＴを3300ルピーと3600ルピーに平均300ルピー値上げすると発表していた。