SEAnews 2000-11-08 ArtNo.24334

【ニューデリー】国内経済の成長が鈍化する中で、好調な輸出成長も早晩鈍化するのではないかとの懸念が生じているが、インド産業連盟(CII)がこのほど実施した市場調査の結果、大部分の輸出業者は今会計年度の残された期間も好調が持続するものと見ていることが明らかになった。
デカン・ヘラルド及びヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月6日伝えたところによれば、ＣＩＩのアンケートに回答した輸出業者159社の内59％が向こう6ヶ月間に輸出量が拡大すると予想、31％が横這い、10％が下降を予想した。また輸出額に関しては62％のものが向こう6カ月間に拡大を、30％が横這いを、僅か8％が下降を予想した。
サービス部門が最も楽観的で71％のものが輸出の拡大を予想、下降を予想したものはなかった。最も悲観的な資本財部門でも54％のものが今後輸出が拡大すると予想、また42％が現状維持を予想した。
輸出業者らは、国際競争と金融コストが短期的に最大の試練と指摘している。