SEAnews 2000-11-28 ArtNo.24526

【バンガロール】世界中のポータルやウェブサイトにカスタマイズされたコンテンツを提供する香港拠点のVertical Asiaはモルガン・スタンレーを通じて2000万米ドルのベンチャー・キャピタルを導入、インド、中国、米国における事業を拡張する。この内インド子会社Asia Cybernet Ltd.には700万米ドルを注入する。
インディアン・エクスプレスが11月26日伝えたところによれば、アジア・サイバーネットのRohit Vermaマーケッティング担当主任(CMO)はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、700万米ドルの一部はバンガロールにおける研究開発(R&D)センターの開設に充当される。
アジア・サイバーネットはまた新設されたウェブ・ワイヤレス・ポータル“www.wap.hop.com”のマーケッティング及びコンテンツ・パートナーを物色している。目下、3社と協議を進めており、12月末までに出資パートナーを選定する。
この他、ＷＡＰベースの企業やある種の領域の経験を有するセル式電話会社のパートナーも物色しており、携帯通信機器の製造業者及びセル式電話会社との交渉が1ヶ月以内に妥結する見通しだ。
アジア・サイバーネットはインド以外の地域における事業の拡張も計画、来年第1四半期中には英国、欧州、オーストラリアにおける事業拡張に着手する。
アジア・サイバーネットの“wap.hop”ファシリティーを用いれば、世界のどこからでも、またどんな装置を用いてでもＥメールにアクセスでき、またＷＡＰベースの“インスタント・メッセンジャー”はＡＴＭ(非同期転送ﾓｰﾄﾞ)通信に対応している。
Vertical Asiaは現在アジア・サイバーネットに49％出資しており、残りのシェアはインドのパートナーが保持している。
Vertical Asiaは中国のトップ・サーチ・ディレクトリー“zhongo.com”、米国の指導的ライブ・ギグ・ポータル“gigmania.com”、エグゼクティブ・サーチ・エンジン“lietou.com”、中国第2の競売サイト“mypaimai.com”、トラベル・サイト“shanglu.com”を含む15の垂直型ポータルを保持している。