SEAnews 2000-12-06 ArtNo.24595

【ニューデリー】ヤマハ発動機とデリーを拠点とするEscortsグループの74：26の合弁会社Yamaha Motor Escorts Ltd (YMEL)は、来年度新たに60クロー(US$1296万)を投じて4ストローク・エンジンの製造ライン1本を増設する。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズが12月3日、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥーが4日、伝えたところによれば、同エンジンは新バイク用に目下開発中のもの。ＹＭＥＬはインドにおける2つの製造施設にこれまでに300クロー(US$6483万)を投資して来た。ウッタルプラデシュ州Surajpurの工場は年間35万台、ハリヤナ州Faridabadの工場は同10万台の二輪車製造能力を有する。
ＹＭＥＬは2日100ＣＣ、4ストローク・モーターサイクル新モデルCruxを発売した。デリーにおける店頭価格は4万1200ルピー(US$890)。YMELは2001－02年度のCrux販売目標を10万台以上に設定している。
YMELはまたEuro-II排ガス基準の導入に伴い製造を停止していたスタイリッシュな2ストローク・バイクRXZの製造を近く再開する。RXZには排ガス基準を満たした新エンジンが搭載される。
ヤマハの長谷川武彦社長は新モデル発表会の席上、エスコーツからＹＥＭＬ残余権益を買い取り、100％子会社にする考えのないことを確認、エスコーツとのパートナーシップを継続する意向を表明した。