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2000-12-19 ArtNo.24734
◆コネクザント、広帯域通信に照準
【ニューデリー】米国のトップ半導体サプライヤー、Conexant Systems Inc(CSI)は、広帯域通信(broadband delivery)、ケーブル・モデム、DTH (Direct-To-Home)通信領域に照準を合わせ、インドにおけるビジネス機会を探る方針だ。
エコノミック・タイムズが12月17日報じたところによると、CSIのDennis Packard副社長(アジア太平洋地域セールス担当)はこのほど同紙に以上の方針を明らかにするとともに「目下ケーブル・オペレーターと、PC-centricやケーブル・モデム製品に関する商談を進めている」と語った。
同氏によると、インドにおける電話の普及率はケーブルTVネットワークに比べて低い。このためCSIはケーブル・モデムやDTHファシリティーを通じたデジタル・コンシュマー・アプリケーションに照準を合わせ、デジタル・サテライト・レシーバーや地上デジタル・アプリケーション関連の製品を提供する。
目下、標準的なケーブル・モデムの価格は世界的に140米ドル前後だが、ローカルの環境に合わせカスタマイズしたメイド・イン・インディア製品を90米ドルで提供する。この他、CSIは、衛星/地上通信の受信/同軸ケーブルを通じた通信/ケーブル・モデムとパーソナル・コンピューター(PC)の接続/セットトップボックスへの統合を可能にする完璧なDTH用ボックスを2001年1月にインド市場に投入する。
CSIは、ケーブル・モデム機器メーカー向けハイエンド技術の提供者として、インドにおけるデジタル・インフォテインメント市場の大きなパイを手にすることができるものと期待している。クライアント・サイドの製品、例えばダイヤル・アップ・モデムはローカル・コンディションに合わせて調整されねばならないが、CSIの総合チップはそれを可能にする。CSIは少なからぬ地元製造業者にその製品のビルディング・ブロックを提供している。
CSIは米国企業だが、そのビジネスはアジア・セントリックで、インドにおいてはデリーにアプリケーション・ラブを設けるとともに、バンガロールにソリューションとテクニカル・サポート用の第2の施設を設ける計画だ。また世界的には、大手ネットワーク機器会社により専門的なサービスを提供するとともに、コンシュマー・ビジネスも、その目標に的確に照準を合わせられるよう、ネットワーク・サイド・ビジネスを、クライアント・サイド・コンシュマー・ビジネスから分離独立させると言う。
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