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2000-12-19 ArtNo.24739
◆インド工学産業協会、ネパール産鋼管の輸入規制要求
【ニューデリー】インド工学産業協会(FEII:Federation of Engineering Industries of India)はネパールの鋼管ダンピングにより、少なからぬ国内鋼管工場が閉鎖を強いられるか、半身不随に陥っているとし、関税免除を認めたインド・ネパール通商協定に見直しを加えるよう要求している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月16日、FIIのステートメントを引用し報じたところによれば、ネパールから輸入される鋼管は1年前には月間2000トンに過ぎなかったが、今では鋼管を満載したトラック約40台が毎日ネパールからインドに入国しており、その量は月間1万トンにのぼる。
インド国内における鋼管のトン当たり製造コストは2万174ルピーにのぼるが、ネパールでは1万3978ルピーに過ぎない。これはネパールでは原料の熱間圧延(HR)コイルをトン当たり僅か200米ドルで手に入れられるためで、これに対してインド業界は二重三重の税負担を強いられている。またこうして輸入されるネパール産の鋼管はインド標準局(BIS:Bureau of Indian Standards)の品質基準を満たしていない。
インド国内業界は年間400万トンの鋼管製造能力を有するが、西ベンガル州、北東諸州、ウッタルプラデシュ州の業界は深刻な影響を受けており、取り分け軟鋼管製造業界が最大の打撃を被っていると言う。
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