SEAnews 2001-01-12 ArtNo.24882

【ハイデラバード】アンドラプラデシュ州政府は目下開催中の“2001年パートナーシップ・サミット”の会場で合計3万5861クロー(US$76.79億)のプロジェクトに関わる覚書に調印した。
インディアン・エクスプレスが1月11日報じたところによると、アンドラプラデシュ州のN Chandrababu Naidu首席大臣は10日催されたKakinada Hydrocarbons LNG Terminal事業の覚書調印式の席上、以上の消息を語った。それによるこれらのプロジェクトには17件、合計6718クロー(US$14.39億)の情報技術(IT)／電気通信事業、19件、合計253クロー(US$5417万)の観光プロジェクトが含まれている。覚書方式の良好な成果から州政府は、観光プロジェクトにも覚書方式を適応する方針を決めた。これらのプロジェクトは向こう5年間に完成する見通しだ。
州政府はこれまでに7万2000クロー(US$154.18億)のプロジェクトを認可、この内既に2万1339クロー(US$45.69億)のプロジェクトの軌道が敷かれている。こうした中で州政府は“ターゲット2000”プログラム下の奨励措置の期限を2002年まで2年延長することにした。また5クローを越えるプロジェクトに奨励措置の延長を認めることが検討されている。
一方、州営Andhra Pradesh Industrial Infrastructure Corporation (APIIC)は、インフラ開発会社Feedback Infrastructure Ltdと、州政府がプロジェクト開発・振興パートナーシップ(PDPP:project development and promotion partnership)と称するフレームワークを構築するのを支援する協定を結んだ。フィードバック・インフラストラクチャー社は、APIICが技術／管理／財務リソースを動員して以上の目的を実現するのを支援する。同イニシアチブの下、工業部／運輸部／道路部／建設部／自治部等の州政府部門が商業ベースで様々なプロジェクトを進めることが奨励される。
APIICはまたLaSalle Partnersとも覚書を交換、GVK eCity(300ｸﾛｰ)、I-Labs(150ｸﾛｰ)、Rapidsoft Networks(250ｸﾛｰ)、Cyber Park(1000ｸﾛｰ)等のＩＴプロジェクトの振興面で後者の支援を受ける。
この日覚書が交換された総コスト1万9500クロー(US$41.76億)のKakinada Hydrocarbons LNG Terminal事業の下、年間処理能力250万メートル・トンのＬＮＧターミナルが設けられ、キャパシティーは最終的に1000万メートル・トンに拡大される。プロジェクトを進めるコンソーシアム、Kakinada-IndianOil LNGはアンドラプラデシュ州や周辺の発電事業にＬＮＧを供給すると言う。