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2001-01-19 ArtNo.24971
◆KIOCL、第3四半期の好業績で、先行き楽観
【バンガロール】輸出志向型の政府系鉱業会社Kudremukh Iron Ore Co Ltd(KIOCL)は、カルナタカ州における鉱業リース権更新の見通しが立たないにも関わらず、2000年12月期四半期に好業績を実現したことから、先行きに楽観的見通しを抱いている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月18日伝えたところによれば、ルピーの対米ドル相場軟化に伴う好調な輸出に支えられ、KIOCLの第3四半期純益は前年同期の7クローから20クローにアップ、売上も145クローから187クローに拡大した。同社は今会計年度を通じて8%の売上増を見込んでいる。
スラリー・パイプラインの破損に伴う流出事故で操業日数が短縮されたにも関わらず、売上/利益の拡大を実現できたもう1つの理由には、鉱石よりも高付加価値のペレット輸出を重視し、また中国とイランへの輸出に照準を合わせた戦略の奏功が挙げられる。同社はまた価格実現率の低い日本への輸出をできるだけ回避してきた。
KIOCLのS. Murari会長は、National Environmental Engineering and Research Institute (NEERI)のアセスメント・レポートが同社に有利な内容になっていることから、カルナタカ州における鉱業リース権の更新が州政府により間もなく認められるとの楽観的見通しを示した。同社の20年間の鉱業リース権は3年前に期限が切れ、それ以来、同社は臨時ワーク・パミットにより操業を続けている。
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