SEAnews 2001-01-22 ArtNo.24979

【チェンナイ】Canon Singapore Pte. Ltdが100％出資するCanon India Pvt. Ltdは、インドのプリンター及びスキャナー市場の開拓に照準を合わせ、当面20％のシェア獲得を目指している。
ザ・ヒンドゥーが1月19日伝えたところによれば、キヤノン・シンガポールの石井重役(ｼｽﾃﾑ製品部門GM)は、このほど記者会見し、以上の方針を語った。それによると、昨年(1999-2000)インドにおけるインクジェット・プリンターの販売台数は44万台に達し、ヒューレット・パッカードが60％、エプソンが17～20％のシェアを占めた。キヤノン・インディアは昨年4万5000台を販売したが、市場シェアは10～11％にとどまった。同社は2000－01年度には10万台を販売、55万台と見積もられる市場の20％のシェア獲得を目指す。
ターゲットはホーム・マーケットとSOHO(small office home office)市場。ポピュラーなポータル等に広告を掲載、インターネットを通じた宣伝に10万米ドルを投じる。強力なＲ＆Ｄ及びナレッジ・ベースを有するキヤノンは、インクジェット・プリンター及びスキャナー市場のリーダーを目指している。キヤノン・シンガポールのRavi Khanapurkar氏によると、インターネットの普及からスキャナーの需要も急速に成長している。
キヤノンはニューデリーに200万米ドルを投じ、ソフト開発／デジタル技術ラボを設けている。