SEAnews 2001-02-08 ArtNo.25140

【東京】インド政府は第2新探査ライセンス政策(NELP-II)の下、25の石油／ガス探査鉱区を内外の投資家にオファーしており、これらの鉱区に対する20億米ドル以上の投資を期待している。
エコノミック・タイムズ及びインディアン・エクスプレスが2月7日報じたところによれば、Ram Naik石油天然ガス相は6日東京で催されたNELP-IIロードショーの席上、以上の消息を語るとともに、日本の石油／ガス会社にNELP-II下の魅力的投資機会を見逃すことがないよう呼びかけた。
それによると25鉱区の内、8ブロックは西海岸沖の深水鉱区、9ブロックは陸上鉱区、8ブロックは非深水鉱区で、同相は「新探査ライセンス政策に対する反応はこれまでのところ良好」と語った。ちなみにこの日の会合に出席した日本の石油会社15社の内、実際にインドにおける石油・ガス探査活動に参加しているのは丸紅のみと言う。
今回のロードショーはこの1月に英国のCairn Energyがインド西海岸沖で3つ目の炭化水素鉱脈を掘り当てたと発表したのを機に、実行に移されたもので、Naik石油天然ガス相一行は、米国ヒューストンを皮切りに、東京、シンガポールを巡り、モスクワに赴く。同相はモスクワではSakhalin-1沖合探査プロジェクトに対する20％出資契約に調印する予定だ。