SEAnews 2001-02-20 ArtNo.25258

【プネー】Toyota Kirloskar Motors Ltd(TKML)は今年6月までにCorolla、Camry、Land Cruiserをインド市場に投入する可能性を検討している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月19日トップ消息筋の言として伝えたところによれば、ＴＫＭＬは小型乗用車Yarisを発売する可能性も検討しており、間もなく関係発表を行う見通しだ。
しかしＴＫＭＬのSandeep Singh重役(副GM)はヤリス発売の可能性を否定、来年インド市場に小型車を投入する頃には、ヤリスは日本市場でオールド・カーになっているだろうと指摘した。同氏はまたカローラ、カムリ、ランドクルーザーの輸入が検討されていることを認めたものの、多くのモデルの一部として検討されているに過ぎないと語った。同氏によれば、輸入モデルに関する如何なる方針も新自動車政策が発表された後に決定されると言う。
しかしトップ・ソースは「ＴＫＭＬは、ヤリスをインド市場に投入する準備を整えており、カルナタカ州のBidadi工場には組み立てラインも準備している」と語った。それによると価格はMaruti Udyog Ltd(MUL)のZenとFord Ikonの中間の45万～55万ルピー(US$9636-1万1777)に設定され、最大限のボリューム販売が目指される。2002年半ばまでに当面インドの環境に合わせて改良されたディーゼル・バージョンが発売され、初年度に3万台が生産される。外装とコンポーネントはインドで製造され、エンジンとギアボックスのみが輸入される。
また1000ＣＣターボ・ディーゼル・エンジン搭載のカローラⅡの価格は50万ルピー(US$1万707)、カムリ・スポーツ・タイプは160万ルピー(US$3万4261)、ランドクルーザーは350万ルピー(US$7万4946)前後に設定され、当面これら3モデルの完成車合計500台が輸入されると言う。