SEAnews 2001-02-23 ArtNo.25303

【ニューデリー】バジパイ首相を長とする政府持分処分閣僚委員会(CCD)は21日、現在政府が100％所有するBharat Aluminium Company (BALCO)民営化のパートナーにSterliteグループを選択、同グループにBALCOの51％の持分を551.5クロー(US$1.18億)で売却する方針を決めた。正式契約は月曜(2/26)に調印される。
デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズが2月22日伝えたところによれば、Arun Shourie政府持分処分担当国務相はＣＣＤ会議後記者会見し、以上の政府方針を発表した。それによると、政府が公共企業(PSU:Public Sector Undertakings)の過半数権益を民間にオファーしたのはModern Foods Industries (MFIL)権益をＨＬＬに売却して以来のことで、今会計年度に入って以来初めてのこと。今回の入札には、別にAlcoaとAV BirlaグループのHindalco Industriesが最終選考に残っていたが、次官級専門委員会は、期待されるキャッシュ・フロー、相対価格、バランス・シート方式、資産評価の4方面の検討に基づきスターライトのオファーをＣＣＤに推薦した。
BALCOの資本金が488クローから244クローに縮小されたことから、政府は51％の権益売却を通じて826クローを手に入れられるはずだったが、スターライトがオファーした551.50クローはこれを下回っている。しかし依然として政府の最低留保額を上回った。
スターライトとの間で結ばれる株主協定には、人員整理の1年間停止、戦略パートナーとしての地位の3年間維持が含まれる。
政府は第1段階の持分処分が完了した時点で、別途5％のシェアをBALCO従業員にオファーする。
BALCOはそれ自身マーチャント・バンクSBI Capsのアドバイスに従い、株主価値の拡大に努める。その第1段階では払込資本が488クローから244クローに引き下げられる。これにより1株益は向上する。またGandhamardhanボーキサイト・プロジェクトの放棄に23.80クローを引き当てる。
BALCOの従業員総数は6500人で、昨年の売上は900クロー、純益は80クローだった。