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2001-04-02 ArtNo.25634
◆三井チーム、技術ミスに関わらずUS$4億LNG輸送契約獲得
【ニューデリー】商船三井/日本郵船/川崎汽船と地元のShipping Corporation of India(SCI)から成るコンソーシアムは、入札価格のエスカレーション・エレメントを巡り技術的ミスを犯したにも関わらず、Petronet LNG Ltd(PLL)から総額4億米ドル相当の液化天然ガス(LNG)輸送契約を獲得した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズが3月30日報じたところによると、PLL取締役会は3月27日と28日、2度にわたり会合、三井チームによりオファーされた米国消費者物価指数(CPI)にリンクしたエスカレーション・エレメントを含むLNGタンカー2隻のチャーター料問題について討議したが、同会議では、「三井チームが提示したチャーター料金は最低で、二番札との差は極めて大きい。世界的にLNGタンカーのタイム・チャーター契約は最低基本チャーター料金を提示した入札者に発注され、エスカレーティング・ファクター、燃料消費、船舶の輸送速度、輸送中のガスの蒸発損耗率等は、総コスト中の小さな部分を占めるに過ぎない」と言う見方が大勢を占めた。また三井チームが提示した米国CPIにリンクしたエスカレーション・エレメントの上限も3%と最低で、25年の契約期間を通じて米国のCPI上昇率が譬え3%を越えてもチャーター料の年間上昇率は3%以内に抑えられる。こうしたことから米国CPIへのリンクは明かな技術ミスで、入札条件に反するとは言え、ペトロネットLNGは三井チームのオファーを棄却するには忍びなかったようだ。
今回の契約の下、ペトロネットLNGは、カタールのRasGasから購入する年間500万トンのLNGを向こう25年間にわたり輸送するため、1日当たりの基本料率6万8900米ドルのタイム・チャーター・ベースで三井チームが所有・運用する2隻のLNGタンカー(積載容量各13.8万立米)を借り受ける。
一方、三井チームは韓国のDaewoo Shipbuilding Yard(大宇造船)に1隻1億5800万米ドルでLNGタンカー2隻の建造を発注する。金融/法律/開発コスト等を加えると1隻当たりの最終コストは1億8500万米ドルになる。
最初のLNGタンカーは2003年12月16日までに引き渡され、2004年1月からLNGの輸送が開始される。
ちなみに三井チームが大宇造船と造船契約を結ぶには、ペトロネットLNGが3月31日までに三井チームとチャーター契約を結ぶ必要があったと言う。
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