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2001-05-04 ArtNo.25937
◆公共・民間石油会社、収縮する潤滑油市場のシェア争奪
【ムンバイ】インドの潤滑油市場は縮小傾向を辿っており、2000年に限っても前年比10%の下降を見た。プレーヤーの数も1991-92年当時は35社を数えたが、現在実際に活動しているものは10社に満たない。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月3日報じたところによれば、Indian Oil Corporation(IOC)幹部は、市場規模が1997-98年の100万トンから昨年の95万4000トンに縮小したとしており、CastrolのBhaskaran Jayaraman主任(ブランド・マーケッティング)も潤滑油産業は昨年6%のマイナス成長を記録したと語った。Jayaraman氏によれば、ベース・オイルの価格が1999年のトン当たり200米ドルから2000年の350米ドルに75%上昇、ディーゼル油価格も65%アップした上、国内経済全般がスローダウンしたため、ディーゼル・エンジン・オイルの消費が下降したと言う。
一方、バザールと称される未組織市場への公共部門石油会社の進出が、民間部門プレーヤーを慌てさせている。これまでIOC、Hindustan Petroleum Corporation(HPCL)、Bharat Petroleum Corporation (BPC)、IBP Ltd等の国営石油会社は独自のガソリン・スタンド・チェーンや小売店舗網を通じてその製品を販売して来た。これに対して全国に散在する未組織のメカニック・ショップやディーラーは、カストロール、Veedol、出光等の民間プレーヤーの縄張りと目されて来た。
しかし過去3年、国内潤滑油市場の37%のシェアを握るIOCは全国に3500のServoショップを展開すると同時に、2万を超すバザール・ディーラーを傘下に取り込み、未組織市場の開拓に乗り出した。
国内潤滑油市場の22%のシェアを占めるHPCLも、戦略ビジネス・ユニット(SBU)を設け、バザール及び産業用市場の開拓を図っており、小売マーケットに関しては別のSBUが担当している。
国営石油会社と民間プレーヤーはまた、自動車会社と相手先商標製造業者(OEM)契約を結ぶ上でも熾烈な競争を演じている。IOCのServoはMaruti、Hyundai、Mitsubishi、Kinetic、Honda、Bajajと、エルフはGE、Opel、Volvoと、それぞれOEM契約を結んでおり、HPCLはTata Engineering、Ashok Leyland、Maruti、Mahindraと、ファクトリー・フィリング契約を結んでいると言う。
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