SEAnews 2001-05-08 ArtNo.25964

【ハイデラバード】アンドラプラデシュ州ハイデラバード拠点のバイオテクノロジー企業、Landpower Biotech Ltd (LBL)は、ハイデラバードとカルナタカ州バンガロールに研究開発(R&D)センターを設置するとともに、農業生物工学ユニットを設ける計画で、3段階に分けて30クロー(US$642万)を投資する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月4日、ＬＢＬのN.P.V. Raju重役(ED)の言として伝えたところによれば、目下米国とカナダの大手バイオテック企業と技術移転及び商業生産に関わる最終段階の戦略提携交渉を進めている。ＬＢＬは、ハイデラバード近郊Gandipetに12エーカーの土地を既に確保しており、8月までに必要なインフラを整備し、11月までにＲ＆Ｄ施設を輸入、来年1月までに商業ベースの研究活動を開始する。これと平行してバンガロールに来年4月までに新品種の種子の開発を手掛けるＲ＆Ｄセンターを開設する。
第1段階では有機製品の種子と技術を輸入し、ハイテクを応用した温室でバイオ肥料とバイオ殺虫剤を用いて野菜を大量生産し、これを輸出する。ＬＢＬは同時に温室、屋外、干ばつ地域等の異なる環境の下で、この種の作物の試験栽培を行う。
ＬＢＬはまた外部の企業から特許権を取得、技術シェアリング・ベースでインド国内における製品のマーケッティングを手掛ける。
世界には最終的な評価や調整、商業化、マーケッティング等の作業を必要とする様々な特許が存在する。ＬＢＬはこうした特許の商業価値を評価し、商業ベースに乗せる技術と経験を有する。
ＬＢＬは関係プロジェクトの第1段階に8クロー(US$171万)を投資する。この内5クローはプロモーターが出資、残りの3クローはベンチャー・ファンド等のエンジェル投資家に出資を求める。同社は目下、関係商談を進めている。第2段階では6クローが投資され、内5クローはベンチャー・ファンドから調達される。第3段階で投資される11クローの内7クローは株式の公開を通じて調達、残りの4クローは銀行やその他の金融機関から借り入れると言う。