SEAnews 2001-05-09 ArtNo.25981

【ムンバイ】市場調査会社ORG Margによれば、新製品がインド製薬産業小売市場の成長のほぼ4分の1に貢献しており、1999年には24％、2000年には23％を占めた。
エコノミック・タイムズが5月6日報じたところでは、小売販売の成長に対する新製品の貢献は、1998年以前には9～13％に過ぎなかった。また過去2年間に市場に投入される新製品も急増した。新製品は過去10年、年率17％の増加を見たが、1990年以前の成長率は2％以下だった。
現在1万4155クロー(US$30.3億)の市場の58％は1991年以降に発売された製品により占められており、また1996年以降に発売された製品が全体の25％を占めている。
しかし、新製品の価格は1998年以来急速に下降、新製品により売上の拡大を図ることは、その実、日に日に困難になっている。2000年を通じて1157の新製品が発売されたが、これら新製品の売上は276万5000ルピー(US$5.9万)にとどまり、1998年の285万7000ルピーを下回った。
業界観測筋によると製薬業界における新製品ブームは、一部の企業の急成長に貢献したものの短命に終わる見通しと言う。