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2001-06-26 ArtNo.26388
◆アルコール加工業界、エタノール・ガソリン試験計画に反発
【ムンバイ】年商5000クロー(US$10.65億)のアルコール・ベースの産業界は、石油天然ガス省のイニシアチブで進められることになったエタノール・ガソリンのパイロット・プロジェクトに強く反発している。
インディアン・エクスプレスが6月25日報じたところによれば、政府主動のプロジェクトに反対を表明している業界団体にはAll India Alcohol Based Industries Development Association (AABIDA)、Association of All India Alcohol Based Chemical Industry(AAIABCI)、Indian Chemical Manufacturers Association (ICMA)が含まれる。
政府ののイニシアチブで実施されることになったマハラシュトラ州Sangli県Miraj及びウッタルプラデシュ州Bareillyにおけるパイロット・プロジェクトは、いずれもIndian Oil Corporation (IOC)がスポンサーを務め、またマハラシュトラ州Manmadにおけるもう1つのプロジェクトはBharat Petroleum Corporationがスポンサーを引き受けている。エタノール(エチル・アルコール)は様々な用途に用いられているが、飲料用が全体の50%近くを占めている。
ICMAのRavi Goenka会長(西部地区)によると、国内の石油精製能力は2006-07年には1499万5000トンに達し、予想される同年の国内需要880万トンを上回り、ガスも610万メートルトンの余剰が生じる見通しだ。仮に全国規模でプロジェクトを実行するとすれば、余剰ガソリンを輸出し、エタノール・ガソリンを製造するためにアルコールを輸入することを意味するが、そのようなことをする意図が理解できない。
加えてニューデリーやムンバイ、グジャラート州の一部では法廷判決により自動車用燃料としてのガソリンは天然ガスにより代替されている。1997年以来、4つの専門委員会が設けられ、6つの技術的調査が行われてきたが、政府は石油業界と砂糖業界の利害の調整に失敗している。したがって何故今になって性急にパイロット・プロジェクトに着手するのか、理解に苦しむ。
AAIABCIのRC Sharma会長も仮に計画が実行に移されるならアルコール・ベースの多くの産業が廃業に追い込まれると警鐘した。
業界筋によると、エタノールのリッター当たり価格は先月初めの8ルピーから既に11ルピーに値上がりしており、間もなく18~19ルピーに達するものと見られる。これは政府が3つのパイロット・プロジェクトに使用されるエタノールの調達価格を1リッター当たり18ルピーに設定したためで、糖蜜価格も今年4月のトン当たり800ルピーから1000ルピーに上昇、向こう数ヶ月間には3000ルピーに達するものと予想されている。政府はまた無水アルコールの調達価格をリッター当たり18ルピーに設定しているが、業界筋は14~15ルピーを上回ることはあり得ないとしている。
このため、業界関係者らは、政府のイニシアチブはサトウキビ農民と製糖会社が利益を受けるだけで、他の如何なる業界も恩恵を被ることはないと指摘している。
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