SEAnews 1995-01-24 ArtNo.264

【クアラルンプル】マレーシア政府はマルチ・エアライン政策の下、複数のナショナル・キャリアの運航を認めるものと予想される。
消息筋によれば、各種の調査結果は、1社を超えるナショナル・キャリアの営業に十分な市場が存在することを示しており、政府は新たなナショナル・キャリア創設の準備を進めている。ＨＩＣＯＭホールディングズとモファズ・エアーの85：15の合弁会社エアアジアの運航計画は経営再編中のマレーシア航空(MAS)の要請で延期されたが、この間に政府はマルチ・エアライン・システムにマッチした民間航空政策を確立するとともに、複数のナショナル・キャリアの経営を成り立たせるのに十分な国際空路運航権の獲得を図るものと見られる。創設が提案されている第2ナショナル・キャリアは域内空路運航会社としてクアラルンプル国際空港にフィーダ・サービスを提供、乗客はそこで他の国際線航空会社に乗り換えられる。マルチ・エアライン政策の主眼は新空港を利用する旅行者を拡大することにあると言う。(BT:1/23)