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2001-06-29 ArtNo.26420
◆Reliance Biotech、ライバル企業からトップ・スタッフ引き抜き
【ムンバイ】インドで初めて遺伝子組み換え技術をベースにしたB型肝炎ワクチンを開発したことで知られるアンドラプラデシュ州ハイデラバード拠点のShantha Biotechnicsは、トップ・サイエンティストのVenkata Ramana氏とAVR Raju氏を、それぞれReliance BiotechとBiological Evansに引き抜かれ、苦境に立たされている。
インディアン・エクスプレスが6月28日報じたところによれば、Shantha BiotechnicsのVaraprasad Reddy重役(MD)は、このほど同紙に以上の消息を確認するとともに、「アクアカルチャー、ドットコムに続き、バイオテック・ブームが生じ、各社は人材確保に躍起になっているが、専門家の数は限られている。このため人材の引き抜きが生じるのは避けられないことで、同社としては対応策を検討している」と語ったが、2人の専門家の空白を誰が埋めるかについては明らかにすることを避けた。同社はAVR Raju氏以外に2人の技術者もBiological Evansに奪われている。
Rabo Indiaの報告によると、インドのバイオテック市場は2001年末には25億米ドルに達し、1万人の雇用を創出するが、2002年にはさらに2倍に拡大する見通しだ。
インド最大のコングロマリット、Reliance groupはバイオテクノロジー市場への進出を目指し、マハラシュトラ州ムンバイにバイオテクノロジー研究開発(R&D)センターを設けるとともに、専門家チームの構築に努めている。
同グループはハイデラバード拠点のCentre for Cellular and Molecular Biology (CCMB)と、幹細胞(stem cell)の研究と分子医学(molecular medicine)領域における提携交渉を進めているとも伝えられている。
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