SEAnews 2001-07-19 ArtNo.26592

【ムンバイ】地元セメント大手Associated Cement Companies(ACC)が100％出資するACC Nihon Castings Ltd(ANCL)は従業員総数を現在の250人から119人に50％以上削減する計画だ。
エコノミック・タイムズが7月17日報じたところによれば、ＡＣＣ幹部は、ＡＮＣＬのダウンサイジングは、ＡＣＣが同社から手を引く上で重要なステップと指摘した。
当初、ＡＣＣと日本セメントの55：45の合弁会社として設立された特殊鋳鋼メーカー、ＡＮＣＬは、日本セメントが合弁事業から手を引いた後、ＡＣＣの完全出資子会社になった。
ＡＮＣＬの2000－01年度売上は13.3クローで、前年の7.1クローに続き、10.2クローの損失を計上した。ＡＣＣはＡＮＣＬの損失に対し同年13クローを引き当てたが、これにより累積引当額は30クローに達した。ちなみにＡＮＣＬの資本金は38.9クロー。ＡＣＣは、今会計年度内にＡＮＣＬを手放すことを目指し、ＡＮＣＬの経営合理化、効率アップに努めている。
ＡＣＣは非中核業務から手を引き、セメント・ビジネスに専心する戦略を採用しており、昨年はFloatglass Indiaの13％の持分を旭硝子に売却、ACC Machinery、ACC Rio Tinto、Bridgestone ACCの持分処分も計画している。ACCはBridgestone ACCには18％出資している。