SEAnews 2001-08-27 ArtNo.26903

【バンガロール】シチズン時計はタミールナド州チェンナイ拠点のパートナーDoshi Time Industry(DTI)からCitizen Watches India(CWI)の49％のシェアを買い取り、後者を完全出資子会社にする可能性を検討している。目下ＣＷＩにはシチズン時計とシチズン商事が各25.5％出資している。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルドが8月24日、ＣＷＩのＴ.ヤマモト会長及びＮ.イワタ重役(MD)の言を引用し報じたところによると、シチズンは世界的に子会社の100％権益を保持することを望んでおり、もしＤＴＩの持分を買い戻すとすれば、74：26の出資率よりも、100％出資を希望する。また約2000万ルピーを追加注入し、自己資本を4000万ルピー(US$85万)に拡大する。目下専門家に法律問題の研究を委託しており、数ヶ月以内に最終決定が下される。
最近、ハイエンド製品に照準を合わせ、1500クロー(US$3.18億)のインド腕時計市場を開拓する新戦略を発表したＣＷＩは、新製品の投入とマーケッティングに向こう1年半の間に1億ルピー(US$212万)を追加投資する。1500ルピー以上の高級腕時計は市場全体の10％を下回るが、同社は過去1年間に市場に投入した1300品目の製品リストにも見直しを加えており、900品目の販売を段階的に停止し、新たに400品目を加える。これにより、現在1％に満たない市場シェアを、1年内に1％以上に引き上げ、その後さらに2倍に拡大を図る。ＣＷＩは一部のボリューム製品を除き、大部分の高級品は完成品として輸入している。
この日カルナタカ州バンガロールに専門店の第1店舗をオープンしたＣＷＩは10月にはアンドラプラデシュ州ハイデラバードに第2店舗を設ける。来年はさらの6～7店舗をオープン、国内の主要都市をカバーする計画と言う。