SEAnews 2001-09-17 ArtNo.27080

【ムンバイ】ムンバイ拠点のBaron Internationalと中国のカラーＴＶメーカーTCL Holdings Company Ltdの49：51の合弁に成るTCL Baron India Ltdは、TCLブランドのカラー・テレビジョン(CTV)の発売以来10ヶ月で35万台、204クロー(US$4330万)の売上を実現した。
インディアン・エクスプレスが9月14日報じたところによると、ＴＣＬ製ＣＴＶの価格は6190ルピー(US$131)から。ＴＣＬバロンはマス・マーケットをターゲットにその製品を販売しているが、29インチ製品も1万2990ルピー(US$276)で販売している。
一方、バロン・インターナショナルは、中流及び中の上所得層をターゲットに今年12月からはＴＣＬブランドのエアコン、来年は冷蔵庫と洗濯機の販売も計画しており、ＴＣＬバロンは社内のチームや社外のエージェントを通じてこれらの製品の事業化調査を進めている。
ＴＣＬバロンのSanjay Chimnani重役(COO)によると、今年上半期(2001/1-6)のＣＴＶ市況は依然低迷していたにも関わらず、同社は当初10ヶ月間に売り上げ目標を達成した。大型スクリーンのＣＴＶ市場は、来年、フラットＣＴＶに比べても高い成長が見込める。同社は大型スクリーン製品に照準を合わせ既存の8モデルの販売に力を入れる。新製品の投入も配慮すれば、今年通年の売上は280クロー(US$5943万)、2年後には400クロー(US$8490万)の年商が見込める。同社のＣＴＶ市場シェアは現在の5％から今年12月までに7％に拡大する見通しだ。
ちなみに450万ＣＴＶ市場の各社のシェアは、Videocon Internationalが20％、Mirc Electronicsが18％、Sansuiが7.5％、Samsungが4－5％、Philipsが4.7％を占め、29インチ・カテゴリーに限ってはSamsungが9％、LGが6％、ソニーが3.1％となっている。