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2001-09-21 ArtNo.27123
◆鉄鋼会社大手6社の51%権益買収コスト僅かUS$2.3億
【ムンバイ】国内唯一の黒字経営鉄鋼会社Tata Iron and Steel Company Ltd(TISCO)が、現在仮に国内鉄鋼大手6社-1)Steel Authority of India Ltd (SAIL)/2)Essar Steel Ltd(ESL)/3)Ispat Industries Ltd(IIL)/4)Jindal Vijaynagar Steel Ltd(JVSL)/5)Jindal Iron and Steel Company(JISCO)/6)Lloyds Steel Industries Ltd(LSIL)の51%の権益を買収しようと思うなら1100クロー(US$2.29億)以下でこと足りる。
ビジネス・スタンダードが9月20日報じたところによると、Tiscoは6年前に年産1000万トンのスチール・コンプレックスを建設するコストを7000クロー(US$14.59億)と見積もったが、これら6社の51%の権益の時価はその7分の1と見積もられる。
業界アナリストによると、6社の合計設備能力は1700万トンで、仮に同規模の設備を今建設するならそのコストは2万クロー(US$41.68億)を下らない。しかし年産970万トンの販売可能鉄鋼製品(saleable steel)キャパシティーを擁するSAILの現在の株価は4ルピー、時価総額は1652クローに過ぎない。他の5社の株価は、ESL2.60ルピー、JVSL2.40ルピー、JISCO5.30ルピー、IIL0.85ルピー、LSIL0.70ルピーと、何れも低調に推移している。5社の時価総額は合計しても僅か506クローで、SAILの3分の1。この内JVSLだけで324クローを占める。これに対してTiscoの時価総額は2630クローを超えるが、同社株も過去13年来の最低価格67.55ルピーを僅かに上回る70~75ルピーで取引されている。
昨年553.44クロー(US$1.15億)の利益を計上したTiscoは4380クロー(US$9.13億)の準備金を有し、負債/自己資本比率は0.95と、この種の買収を実行するのに十分な財政基盤を備えている。Tiscoも国内鉄鋼産業の再編に積極的に協力する意思を表明しているが、以上のシナリオは純粋な仮説に過ぎない。
国内鉄鋼産業の過去5年間の税引き利益の年間成長率(CAGR:compounded annual growth rate)は-33%で、この点からも同業界の悲観的状況が窺える。同期の製造業全体のCAGR2%に比べても見劣りする。こうした不振の理由を列挙することは難しくなく、鉄鋼産業の最大の取引品目、熱間圧延コイル(HRC)の国際価格は過去1年間に25%以上ダウン、国内鋼板価格も2年前のピークに比べ30%下降している。また過去5年間に鉄鋼産業の総合コストは15%アップしたが、その間に鉄鋼製品価格は5%下降した。インド鉄鋼産業は1990年以来、6万クロー(US$125.03億)以上の設備投資を行て来たが、結果的に設備過剰に陥った。
とは言えインド鉄鋼産業の生産コストは米国、カナダ、フランス、英国、ドイツ、日本を下回り、1時間当たりの労働コストも3米ドルに過ぎない。
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