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2001-09-25 ArtNo.27158
◆海綿鉄産業、試練の時代に
【ハイデラバード】海綿鉄業界は過去数年にわたり取るに足りない成長を遂げてきたが、今後は需要の伸びが頭打ちし、一層の試練を受けることになりそうだ。
インディアン・エクスプレスが9月22日伝えたところによれば、今年の海綿鉄需要の伸びは2.6%にとどまったが、成長は向こう数年間に一段と鈍化する見通しだ。数年前の10%以上の成長に比べると隔世の感がある。
電炉(electric arc furnace)領域における技術の向上や、直接還元鉄(DRI:direct reduced iron)の応用範囲の拡大が需要の伸びを鈍化させたものと見られる。また、最大顧客の二次鉄鋼業界の需要も国際競争過熱に伴い今後一層下降するものと予想される。
インフラストラクチャー、住宅部門、設備製造業界、耐久消費財メーカー、自動車産業、家庭用品メーカー等の鉄鋼消費部門が過剰設備を抱えている現状では、短期的に需要の回復は望めない。
脆弱な財政基盤に加え、コストの上昇や技術の立ち後れから、海綿鉄業界はリセッションに対応する能力も欠いている。公共部門の石炭会社は海綿鉄業界の非コークス用炭の需要拡大に応じるゆとりがない上、コークス用炭に対する関税が5%であるのに、非コークス用炭の関税は25%にのぼる。このため輸入石炭に依存することもできない。またガス・ベースの海綿鉄業界も天然ガスの調達困難に直面しており、石油製品に対する価格統制(APM)が解除された後には、天然ガスの一層の値上がりが予想される。
こうした状況からすれば、伝統的なコークス炉あるいは高炉ベースの新プラントが設けられることは向こう数年ないものと見られる。
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