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2001-10-01 ArtNo.27203
◆チップ・デザインがサンライズ産業に:フロスト&サリバン
【ムンバイ】インド企業は、2000年にはシステム・オン・チップ(SOC)の設計により6000万米ドルを稼ぎ、世界市場の4%のシェアを占めたが、2003年には売上を1億8300万米ドルに拡大、世界市場の5%のシェアを占める見通しだ。
インディアン・エクスプレスが9月28日伝えたところによれば、国際調査会社Frost & Sullivanは“インドのSOCマーケット(Indian System-on-Chip Markets)”と題する最新レポートの中で、以上の予測を行うとともに、「世界経済のスローダウンがインドの情報技術(IT)産業の前途に陰影を投じる中、チップ・デザインはインドの次のサンライズ産業になり得る」と指摘している
それによると、世界の半導体企業やOEM製造業者はSOCのような複雑で斬新な技術の開発をインドのスタートアップ企業や大手企業にアウトソースし始めている。2010年までの10年間の上半期にはSOCの需要が高まる見通しのため、チップ・デザインがインドの次のサンライズ産業になる可能性は大きい。
ソフトウェアやシステム分析面におけるインドの強味を生かすなら、チップや評価ボード(reference board)のデザインから製造、そしてシステム統合に至る総合的ソリューションを提供することも不可能ではない。
フロスト&サリバンの上級アナリストSR Dinesh氏によれば、半導体業界の製品寿命は短いため、インドのこの方面における2003年時の世界市場シェアを控えめな5%と予想した。
OEMや多国籍半導体会社はブランド・ビルディング、ビジネス開発、その他のマーケッティング関連業務に力を集中し、エンジニアリングやデザイン業務の多くをアウトソーシングに頼りつつあるが、総合的サービスを提供する単一の企業に一括して委託することを望んでいる。
インド企業がチップ・デザインの面で日本や欧州あるいは米国の同業者と対等に競争するにはなお長い道程を要する。先ず顧客とインドに設けられたデザイン施設の地理的距離が障害になる。当初、顧客はインド企業にチップのデザインのみを依頼したが、今では仕様に基づくコンセプトの立案から製造まで請け負うことを希望している。SOCのデザインが複雑化すればするほど、数多くのリエンジニアリングが必要になり、顧客のニーズを理解することが鍵になる。その点で顧客との地理的距離が近いことは大きなメリットになる。このためインド企業はOEMが製造施設を設けている地域にマーケッティング・オフィスを設ける必要がある。
またコストと時間を節約する狙いから再利用可能なデザイン・コアやIPブロックのニーズが高まっており、こうした領域をインド企業はニッチにすべきである。IPを開発するならインド企業は国際舞台に進出する最初の関門を通過できるだけでなく、多額のライセンス料収入を得ることもできると言う。
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