【ニューデリー】家電大手のVideocon International Ltd(VIL)は、米国エンターテインメント・メジャーと50：50の対等出資で1200クロー(US$2.5億)を投じ、国内の主要都市にマルチプレックス＆エンターテインメント・コンプレックスを設ける商談を進めている。
エコノミック・タイムズが10月15日報じたところによれば、ＶＩＬのV N Dhoot会長はＰＴＩ通信に以上の消息を語った。それによるとＶＩＬは全国の主要都市に保持する手持ち不動産を同プロジェクトに注入、50％の出資分に当てる。不動産だけで不十分な場合は、別途資金を注入する。関係商談は8～10日以内に合意に達する見通しだ。仮に米国パートナーが51％の出資を望む場合には、外国投資促進局(FIPB)の認可を必要とするが、対等出資ならその必要はない。各マルチプレックスは、9つの映画館を有し、1年半乃至2年で営業を開始できる。
最近、価格操作を行った廉で航空業界への進出と証券市場における資金調達を禁じられたDhoot氏は、保険合弁事業計画も立ち消えになる中で、手持ち不動産を利用したハイプロファイルなエンターテインメント事業に乗り出す方針を決めたようだ。