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1995-08-15 ArtNo.2760
◆<馬>首相、TNBに頻発する停電対策指示
【クアラルンプル】マハティール首相は電力会社トゥナガ・ナシオナンルBhd(TNB)に対して頻発する停電の回避策を早急に立案するよう指示した。
今月に入って以来6000件にのぼる停電が報告されており、1カ月を通じれば1万件に達する可能性も有る。こうしたことから首相は、もし停電の頻発がマレーシアに特異の現象であるなら、TNBはその原因がシステムに有るのか、メンテナンス・プログラムにあるのか突き止める必要が有ると指摘、様々な理由や統計数字は報告されているが、重要なことは停電を回避する方法を突き止めることだと督励した。
一方、ペナン州のコー・ツークン首席大臣はTNBは最近のペナンにおける停電事件で利用者が被った損害に対して応分の慰問金を支払うか否かを決定すべきだと語った。それによると同相としては電力利用者がTNBに対する損害賠償訴訟を起こすのを阻止することはできない。またこの種の訴訟は非生産的で、TNBが応分の慰問金を支払うのが、穏当な解決策と言う。
他方、電気ガス供給局の幹部はTNBには損害補償の法的義務はないとの判断を示した。それによるとTNBの過失や怠慢が立証された場合に限って、この種の補償義務が生じるが、TNBが多少に関わらず慰問金を支払うか否かはTNB自身が判断すべきことと言う。(STAR:8/13,ST,BT:8/14)
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