SEAnews 2001-11-23 ArtNo.27637

【ニューデリー】ヒンドゥーの祝日Diwali期間(2001/10/16-11/15)のカラー・テレビジョン(CTV)／冷蔵庫／エアコン／電子レンジ等の売上は、昨年同期に比べ顕著な増加を見、家電各社の販促活動は成果を収めたようだ。
インディアン・エクスプレスが11月21日伝えたところによれば、Samsung、LG Electronics、Philips、National Panasonic、Sony等は、消費者用電子製品市況の不振を打開するため、ギフト、割引、広告等、年末の祝祭日シーズンに向け様々な販促活動を展開して来た。例えば、過去1ヶ月間には、Samsung Indiaが“Phod ke Dekho Offer”に15クローを投じれば、ライバルのLG Electronicsは広告宣伝やフリー・ギフトに25クローを投資、National Panasonicもスクラッチ・カード・スキーム(ﾌﾘｰ･ｷﾞﾌﾄ･ｽｷｰﾑ)に3クロー、フィリップス・インディアはその販促活動に4.5クローを注入した。この結果、オーディオ市場のリーダー、ソニーの音響機器販売が好調な伸びを実現した他、全般的にＣＴＶやオーディオ機器の販売台数が30％の伸びを見た。パナソニック幹部によると、同社の売上はユニット・ベースで35％、価格で40％拡大、取り分けＣＴＶ、オーディオ・システム、ホーム・シアター・システムの販売が好調だった。
ＬＧの同1ヶ月間の売上は昨年同期の208クローから297.15クローに43％アップした。内ＣＴＶが157クロー、冷蔵庫(直冷式／霜取り不要)が54.9クロー、洗濯機(全自動／半自動)が31.96クロー、エアコンが19.36クローを占めた。ＣＴＶ販売は昨年同期比93％、霜取り不要冷蔵庫／エアコン／掃除機の販売は60％以上の伸びを見た。
今年に入って以来Diwaliに先立って28％の売上増を記録していたSamsungは、同1ヶ月間の売上が275クローに達し、ＣＴＶ販売は46％、冷蔵庫は25％、電子レンジは52％の伸びを見たと予想している。