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2001-11-30 ArtNo.27706
◆インディアン・アルミニウム、Annapurna Foilsを合併？
【コルカタ】A V Birlaグループ傘下のIndian Aluminium Company Ltd(INDAL)が最近Annapurna Foils Ltd(AFL)の24.01％のシェアをアンドラプラデシュ州ハイデラバード拠点のReddy's (the Deccan Chronicleのｵｰﾅｰ)から買収、その持分を50.6％に拡大したことから、前者が後者を吸収合併するのではないかと憶測されている。
エコノミック・タイムズが11月29日報じたところによると、今回の買収は産業財政再建局(BIFR:Board for Industrial & Financial Reconstruction)により承認された再編計画に基づくもので、ＡＶビルラ・グループ筋は「合併など考えてもいない」と可能性を否定した。
しかしＡＦＬの19％のシェアを握る某金融機関の幹部は、「仮にIndalがＡＦＬを買収すれば、ＡＦＬの64クローの累積損失を帳簿に加えることにより、課税額を大幅に軽減できる上、フォイル・ビジネスの統合を通じてコスト効率も高められる」と合併のメリットを指摘した。しかしIndal経営陣はＡＦＬの累積損失を帳簿に編入するマイナス効果も配慮するものと見られる。
アルミフォイル・ビジネスは比較的小規模な企業が市場を分断しており、過剰設備問題にも直面して来た。しかしIndalがＡＦＬを合併すれば、INDALとHindustan Aluminium Company Ltd(HINDALCO)を傘下に収めるA Vビルラ・グループ、そしてIndia FoilsとBharat Aluminium Company Ltd(BALCO)を傘下に収めるSterlite Industriesグループにほぼ2分されることになる。ＡＦＬのフォイル年産能力は4000トン、Indalは同6000トン、HINDALCOは同1万トンのキャパシティーを備えている。
Indalはノルウェイ企業Norsk Hydro及びIndustrial Promotion & Investment Corporation of Orissa Ltd (IPICOL)と、26：25：49の出資率で設立したOrissa Extrusions Limited (OEL)のリハビリテーションも手掛けているが、こちらはオリッサ州政府が工業政策リゾリューション(1996)下の恩典適応を認めぬため、困難に直面していると言う。
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